SNSの活用は積極的に行うべし
美容業の集客において、SNSの活用は必須と言えるでしょう。代表的なものはInstagram(インスタグラム)とTikTok(ティックトック)です。
とはいえ、これらのSNSを活用している美容師さんはごまんといますので、戦略的に活用しないと労力に対して全然成果があがらないということになります。
SNSを活用した集客においては、明確なブランディング化が必須と言えるでしょう。
例えば、メンズのパーマが得意とか、30歳代女性のショートヘアが得意とか、自分の得意なものを発信してコアな顧客を獲得する、特定の細分化されたニーズを取りに行くということが必要になってきます。
また、特化することで自分の技術も向上するという利点もあります。
ホットペッパービューティーは活用すべきか
リクルートさんが運営するホットペッパービューティーを活用するか否かについては賛否両論あると思います。独立当初で顧客がいないときは活用するのはアリだと思います。ただし、活用する場合は自分の得意なスタイルなどの明確なブランディング化、どういう特徴のお店か等の方向性をしっかり見せるのが必須になると思います。
とはいえ費用面等を考えると、やはりどこかでホットペッパービューティーに頼らない集客方法の確立が望ましいでしょう。
ブルーオーシャンは40歳以降の世代⁉
美容室の集客争いが激化して久しいですが、ではどこにもブルーオーシャンは無いのでしょうか。
すべての業種において言えますが、どれだけ競争が激しいなかにもやはり一部の美味しいマーケットは存在することが多いです。
美容師業界の場合、それはどこなのか?
例えば、40代以降の層で美容師さんに対してマンネリ化しているお客様が実は多いと思います。その層の顧客を担当する美容師さんは新たな知識習得や提案などの努力を怠っていることも多く、40代以降の顧客は当たり前にスマートフォンを持っていて、他の美容師さんのスタイルをたくさん見ることができる環境にあります。自分に似合う新しいスタイルの提案などを求めているという潜在的なニーズはものすごく多いと感じています。
また、この層が一番お金に余裕があって、時間もあって、来店サイクルが短い、さらに他の美容室に浮気しにくい、人口ボリューム的にも非常に多い世代であるなど、非常に有望なマーケットと言えるかもしれません。
このように、厳しいマーケットの中にも少し視点を移せば、ブルーオーシャンは広がっているかもしれません。変化の激しい時代の中で、共に考え、共に成長していきましょう。